【2019年】カンボジアへの修学旅行に危険はない?治安や注意するべきポイント
世界遺産にも登録されているアンコール・ワットの巨大遺跡群をはじめ、魅力的な観光スポットがたくさんあるカンボジア。
ただ、カンボジアの治安について「修学旅行に行くうえで危険はないか?」と心配される方も多いと思います。
この記事ではカンボジアの治安や注意点をまとめています。
このページの目次
外務省の発表によるカンボジアの治安状況
外国の治安状況について、もっとも信憑性が高い情報を発信している所は、やはり政府機関の外務省でしょう。
2019年7月末の時点で、外務省発表によるカンボジアの治安に関して、「レベル1」が勧告されています。
危険レベルは1〜4まであり、それぞれの違いは下記のようになります。
レベル1 | 現地では注意して行動する |
---|---|
レベル2 | できるだけ行かないようにする |
レベル3 | 渡航をやめる |
レベル4 | 渡航をやめる&現地にいる場合は退避する |
中東やアフリカ、南米などについては、言うまでもなく危険な地域がたくさんあります。
しかし、そうでない国や地域に対しても、外務省はかなりシビアな水準で注意を喚起することが通例です。
外務省の危険レベルの通達について
例えば、タイのバンコクは、2014年に大規模な軍事クーデターが発生し、一時は都市部に戒厳令が敷かれるなど物々しい雰囲気となっていた時期があります。
筆者は仕事の関係上、戒厳令が解かれた1ヶ月後くらいにバンコクへ出張しましたが、現地では要所要所に軍人が立っていることはあるものの、身の危険を感じたり、生活に支障の出るような事態はまったく起こりませんでした。
その時の外務省の治安レベルの発表は、確か上記のレベル3〜4、つまり「渡航中止」もしくは「退避レベル」だったと記憶しています。
これだけのサンプルで、あたかも「カンボジアは絶対に安全!」とお伝えするのは少し気が引ける部分もありますが、誤解を恐れずに書くと、外務省は実際の治安状況よりも少しオーバーに発表する傾向はあります。
その点から考えると、先ほどのカンボジアの地図に記載された治安レベルは、一応は問題なく安全であるという根拠になるのではないでしょうか。
カンボジアに修学旅行へ行く際の注意点
カンボジアの治安については、外務省の発表の裏付けもあわせて、特別に危険視するレベルではないと書きました。
しかし、それなら手放しでフラフラとカンボジアの街を歩いても大丈夫なのかというと、決してそんなことはありません。
普段生活している日本が100%安全かと言うと、決してそんなことはなく、毎日どこかで犯罪は起こっていますよね。
下記はカンボジアへの修学旅行だけに限ったことではなく、海外旅行で絶対に守るべき3つの注意点です。
- 夜中に勝手に出歩かない
- 人通りの少ない路地には行かない
- 観光地など人が多い場所では貴重品を隠す
ネットなどで「カンボジア旅行に行って被害にあった!カンボジアの治安は悪い!」といった意見を目にすることがたまにありますが、よくよく見てみると、これらの最低限のルールを守らずにガードがユルユルであるケースがほとんどです。
日本と同じ感覚で夜中まで遊びまわっていたり、カバンやポケットから財布が見えていたり、、
これでは犯罪を自分から呼び寄せているようなものですよね。
言葉も文化も人の考え方もちがう外国でまったく緊張感を持っていないなら、なんらかのトラブルにあうことも不思議ではありません。
調子に乗ってカッコつけたり、テンションが上がり過ぎて突っ走ってしまうといったことが無いように、「ここは日本じゃない」という気持ちを頭の片隅に置くようにしましょう。
夜中に勝手に出歩かない
犯罪が起こりやすい時間帯は、カンボジアに限らず万国共通で夜間・深夜です。
外国へ行く修学旅行で、こっそり夜中に遊びに行くという人はいないと思いますが、これは旅慣れたツーリストでも避ける行為です。
ちなみに、夜のカンボジアを散策するプランがある場合、夕方〜夜の早い時間帯であればそれほど警戒する必要は無いでしょう。
注意点としては、海外に行くと自分が気付かないところで興奮していることもあるため、疲れていることに気付かず、結果として体調を崩してしまうことも珍しくありません。
夜はしっかり眠って、翌日のスケジュールをフルパワーでこなせるように、たっぷりと休息を取るようにしましょう。
人通りの少ない路地には行かない
知らない土地に着くと、「この先はどうなっているんだろう?」といった好奇心が沸き起こりますが、人気(ひとけ)の無い場所には立ち入らないことが基本です。
アメリカでは歩道を歩いていると、路地に引きずり込まれて金品を強奪されるという犯罪もあるため、現地人でも道路に近い側を歩くといった習慣をもつエリアもあります。
カンボジアではそこまで極端なケースは少ないかと思いますが、修学旅行で自由行動の時間がある場合は、基本的に人通りの少ない路地には行かないようにしましょう。
観光地など人が多い場所では貴重品を隠す
人気の観光地や、人が多い市場などは「スリ」の格好のターゲットになります。
カバンのふたを空けたままにしておいたり、財布をポケットからのぞかせていると、泥棒に「盗んでくれ」とアピールしているようなものです。
貴重品は必ず「外部から見えない&簡単に取り出せない場所」に隠すようにしましょう。
肩から「たすき掛け」できて、チャックで閉めることができるショルダーバッグを1つ持っていると便利で安全です。
車とバイクに気を付ける
こちらは、いわゆる犯罪に関する治安とは違いますが、カンボジアでは車とバイクには気を付けてください。
日本では歩行者優先が社会的モラルとなっていますが、カンボジアは車・バイク優先といった風潮があります。
いくらこちら側が青信号であっても、ギリギリまで突っ込んでくる車も多く、ヒヤッとすることも少なくありません。
特に小回りがきくバイクは日本よりも多く街なかを走っていますので、道路付近を歩く場合は周囲に気を付けてください。
その他には、「夜間に単独でタクシーに乗らない」といったこともありますが、こちらは修学旅行の場合はあまり関係のないポイントですね。
注意点を守ればカンボジアの治安について必要以上に怖がることはない
カンボジアへの修学旅行の注意点について多少オーバーに書いた部分もありますが、これらは海外旅行の基本中の基本です。
繰り返しとなりますが、「ここは日本じゃない」という気持ちを持っておけば、カンボジアの治安についてそこまで怖がる必要はありません。
必要以上にビクビク怯えてしまうと、せっかくの楽しい修学旅行が台無しですので、守るべきポイントは守り、あとは存分に現地の空気を味わう。
これがカンボジアへの修学旅行を最高に楽しむための秘訣です。
カンボジアの治安に関する口コミ
カンボジアの治安に関する口コミをツイッター上で見かけたので掲載します。
前に来た時よりもカンボジア治安良くなってる気がする。
Grabもあるし、いい車も走るようになってるし、むやみにクラクション鳴らさないし。
あと10年もすればかなり整備されてるんじゃないかな。
写真はリンガーハットの謎麺と、飲み比べ用のビールと、明日の撮影場所のワットプノン。 pic.twitter.com/sGp6QEkI0D— ヤツダトモ (@Yatsuda_kariage) 2019年3月17日
カンボジア到着
思ってるほか治安いいしみんな優しい pic.twitter.com/MPQm86MWUi— たぐちゃん オーストラリアワーホリ中 (@taguchan_11) 2018年11月7日
実は治安がよいので、海外バックパッカー初心者におすすめの場所
・アイスランド
・カンボジア(シェムリアップ)
・ヨルダン
・クロアチア(ドブロブニク)
・日本(青ヶ島)— ルイス前田🇹🇭7/4からバンコクプチ移住 (@NY_ruisu) 2018年3月14日
急な用事ができたんで明日帰国しま〜す 次はビザ免除のミャンマーから!
ビザ代15000円かかってたのに今無料!
カンボジアは治安良くてメシ美味いし人種差別もボッタクリもないししばらく住んでもいい!1年ビザ300ドルだし。 特にシェリムアップがオススメ! pic.twitter.com/VcmGfAGnO6— もふねこ探し世界旅@一時帰国 (@kaosansekaitab1) 2019年5月21日
これまでのカンボジアのイメージと、実際行ってみて変わったこと!!
①意外と治安いい(シェムリアップは)
②道も比較的舗装されてる(観光地だから?)
③ただ排気ガスがすごい
④星が全然見えない
⑤英語が通じる pic.twitter.com/BS92PH1ZNE— かとぴー🌗(声復活)ドローンジョプラス広報部長 (@dronejo_koho) 2018年11月27日
まとめ
以上、カンボジアへの修学旅行に関する治安や注意点についての情報でした。
途中、少し脅すようなことも書きましたが、基本的にはカンボジア人は日本人に対して親切な人が多いです。
反対に、モラルを欠いて、周囲に迷惑になるような行為は厳禁です。
独りよがりな一つの行動によって日本人の印象が悪くなり、その後訪れる人たちにも迷惑がかかることになりかねません。
せっかく日本を好意的に見てくれているカンボジアの人たちに対して、礼儀と感謝の気持ちを忘れずに、素敵な修学旅行を楽しんでくださいね。
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