海外旅行で悪徳タクシーに騙されないための注意点・乗り方・活用術
海外のタクシーは日本と事情が少し違い、乗車まえに目的地までの料金を確認・交渉するのが基本的な鉄則です。
海外旅行あるあるネタの1つとして、特に空港にいるタクシーは「ボッタクリ」の代名詞でもあります。
このページの目次
乗車前に料金を確認して騙されないように
多少の時間をかけてでもドライバーに地図や行き先の住所を見せて、乗車前に料金の確約を取り、騙されないように注意しましょう。
複数台のタクシーに料金確認・交渉を行う
日本では(一部例外はあるものの)、何も考えずに乗車してメーターどおりの料金支払いで問題はありません。
しかし、海外では2、3台のタクシーから事前に料金を聞き出して比較することは普通です。
また、確認・交渉している姿を、あえて他のタクシードライバーに見えるようにすることも1つのテクニックです。
2台3台と断って、後続のタクシーにたどり着く姿を見せることで、あとのドライバーはこちらを手強いツーリストと見て、交渉に応じてくれやすくなります。
ただし、反感を買うような悪態を取ることは禁物です。
あくまで、「いくら?それなら他を探すから別にいいよ」くらいの余裕を見せることがポイントです。
大体の距離・乗車時間で、現地タクシーの料金相場を覚えておく
Googleマップを使えば、現在地から目的地までの距離、車で移動した場合の時間を確認することができます。
最初のうちはタクシー料金の相場が分からないので、ある程度仕方ない部分もありますが、何度か乗っているうちに「この距離ならこれくらいだろう」といった感覚がつかめてきます。
この感覚を覚えると、ボッタクリタクシーはすぐに見抜くことができるので、メモ書き程度に相場感を残しておきましょう。
残念なことに、日本人は温厚でお人好しと見抜かれています。
少々ケチなくらいで丁度ということがほとんどですので、妥協しないようにタクシーを上手に活用しましょう。
さて、続いては具体的なシーンを元にしたタクシーの乗り方と注意点についてです。
海外の空港からタクシーに乗る場合
渡航先でタクシーを乗るタイミングの中でも、最もボラれる可能性が高いのが空港のタクシーです。
その国に到着したてで、現地通貨の種類や扱い、料金相場が分かっていないツーリストは、悪徳タクシーの格好の獲物になります。
事前精算で安心のエアポートタクシー
空港にいるタクシーは、ターミナルを出てすぐの所に止まっていますが、事前精算できるタクシーがあるか確認しましょう。
(※どの空港にもあるとは限りません)
(※便宜上、これをエアポートタクシーと呼んでいます)
エアポートタクシーは、乗車前に窓口で行き先を告げて料金を支払い、手渡されるチケットを持ってタクシーに乗り込むというスタイルです。
窓口と言っても、タクシー乗り場の近くに小さな机を出していて、そこでお金とチケットをやり取りする簡素なものが多いです。
事前に支払い済みなので、目的地に到着してからお金のやり取りをすることなく安心。
ただし、目的地に着いたら気持ち程度のチップを払ってあげましょう。
観光でタクシーに乗る場合
街なかをあちこち観光する際に重宝するのがタクシーですが、こちらも騙されないように注意が必要です。
メーターを細工しているタクシーもある
信じられないことに料金メーターを細工していて、最初は問題なかったものの、少し目を離している間にとんでもなく料金が加算されているケースがあります。
こちらは国によりけりですが、「メーター通りの料金で乗せていくよ!」というドライバーは少し疑った方が良いです。
僕はベトナムのハノイでこの被害に逢いました。(ハノイは本当に良いイメージがありません)
周囲の景色に見とれてしまうこともありますが、たまにメーターをチェックしておきましょう。
万が一、おかしな料金の上がり方をしている場合、「車を止めろ!」と抗議して、聞かないようなら信号待ちの際にでも強引に車を降りましょう。
「料金を払え」と言ってきても、「警察を呼べ」と応戦すれば相手はまず引き下がります。
ただし、女性だけの場合や、人通りが少ない場所などでは不利になりますので、場所とタイミングをはかる必要はあります。
こう書くと、初めての海外旅行の方はとても不安になると思いますが、冒頭に書いたように、乗車前にきちんと交渉しておけば、ここまでのトラブルに発展することはまずありません。
「ちょっと寄り道していい?」は危険シグナル
「友達の店を紹介したい」「おすすめのお店がある」
こういったケースは、訳の分からない土産物屋に連れて行かれることが多く、ほぼ間違いなくドライバーと店がグルになっています。
特に東南アジアなど、観光産業がメインとなる国によくありがちな例です。
大切なのは、毅然と「NO!!」と言い切ることです。
中途半端に笑顔を見せたりしていると、すぐにつけ込んでくるので、ここはグッとお腹に力を入れて気の強い人を演じきりましょう。
ヘラヘラと任せてしまうと、せっかくの貴重な時間を大きくロスしてしまいます。
まとめ
タクシーに限ったことではありませんが、ボッタクリに遭うと、お金を損した以上に、本当に気持ちが落ち込みます。
「海外は悪人だらけ」とまで考える必要はありませんが、「日本とは違う」という最低限の緊張感は持っておくことが大切です。
ただ、ずっと緊張感を持っていると疲れますし、旅行もなんだか興ざめします。
ですので、特にお金が絡むシーンではしっかり集中し、リラックスできる場所では思う存分その空気を満喫するというオンオフを大切にしましょう。
こちらがしっかり身構えていれば、悪い奴らも「隙がなさそう」とちょっかいをかけて来なくなります。
向こうも面倒な客とは関わり合いになりたくないと思っているので、こちらが譲歩せずにビシっと言うことが大切です。
物価が安い国なら少々ボラれても、「まあいいか」と諦めてしまいがちですが、これを許してしまうと「日本人は吹っかけても払ってくれる」と勘違いを与え、回り回って自分に帰ってきます。
「この人と一生出会うことはない」と思い、理不尽な要求はつよく押し通すことを覚えておきましょう。
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