海外旅行でクレジットカードを使う利点|メリット満載で得する理由

クレジットカードを使うメリット

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海外旅行でクレジットカードを使う最大のメリットは、下記の2つです。

  1. 一番安い手数料(利息)で現地のお金を入手できる
  2. 万が一、スリ・強盗・カード詐欺などのトラブルに遭った場合でも補償がある

また、海外旅行に強いクレジットカードは、標準で下記のような特典がセットになるものもあります。

  • 各種の海外旅行保険がセットになるカード
  • ポイントを高レートでマイルに還元できるカード
  • カード発行でポイント付与 → ポイント分の旅行グッズを無料で購入できるカード

用途や目的に応じて選ぶべきカードはさまざまですが、まずは海外旅行でクレジットカードを使う利点を知りつつ、もっとも便利で得する1枚を見極める術を身に着けましょう!

メリット1. 手数料が両替よりも安い

こちらがクレジットカードを利用すべき最大のメリットとなりますが、クレジットカードは両替よりも利用時の手数料が安くなります。

これだけITインフラが整った現代で、外貨を両替するのはもはや古い考えです。

ドルやユーロの両替であれば、手数料が2〜3%程度とまだマシな方ですが、それ以外の通貨では5%以上、チェコの通貨コルナなど、流通の少ない通貨は15%以上も手数料を取られることがあります。

決済時の為替レートでやり取りできる

それに対してクレジットカードの場合は、支払い時点の為替レート+規定の手数料でやり取りするため、両替よりも手数料が安くなります。

ショッピングやレストランでの食事など、ほとんどの場所でクレジットカード決済が利用できます。

これを一般的に「海外ショッピング利用」と呼びます。

現金のやり取りをせずに、支払い時の為替レートで日本円に換算された金額に、規定の手数料を加えた分が、後日請求書に記載される形になります。

海外ショッピング利用時のクレジットカードの手数料

日本ではショッピングや飲食の会計時にクレジットカードを使って、一括返済すれば基本的に手数料はかかりません。

しかし、海外では一括払いにしてもカードブランドごとに決められた手数料がかかります。

こちらの手数料に対する明確な呼び方はありませんが、請求書には「換算レート」と記載されることが一般的です。

この換算レートは、カードブランドごとによって異なります。

カードブランドごとの換算レート

ブランド換算レート
VISA1.63%
MasterCard1.63%
JCB1.60%
AMERICAN EXPRESS2.00%
Diners Club1.30%

どの種類のクレジットカードを利用しても、カードブランドごとに決められた換算レートが適用されます。

例えば、分かりやすく1ドル=100円として、100ドルの買い物をした場合、VISAのクレカで決済した際の請求金額は、

100ドル×100円×1.63% = 10,163円

となります。

これに対してドルを両替した場合は、2〜3%の両替手数料がかかるため、実質的に10,200〜10,300円支払っている計算となります。

金額が増えれば増えるほどこの差額は大きくなりますし、マイナー通貨になればさらに損する金額が増えることになります。

現金は必要ない?

それでは、完全にクレジットカード決済だけを使えば良いかと言うと、そうでもありません。

海外旅行をクレカのみで、完全にキャッシュレスで済ますことは難しいです。

都市部でも(日本同様に)クレジットカード決済に対応していない小さなお店もありますし、少し田舎の方に行ったり、屋台での買い物時などカード支払いできないケースもあります。

また、明らかにセキュリティ面が危なそうなお店では現金払いをするべきですので、やはり強いのはカードよりも現金です。

現金化も問題なく対応できる

しかし、クレジットカードがあれば、現地のATMから現地のお金を引き出すことができます。
(海外キャッシングと言います)

もちろん、為替レートは引き出し時のレートが適用され、請求はATM利用分がカード利用明細書に記載されます。

ただし、海外キャッシングには利息がつくという点は忘れてはいけません。

海外キャッシングの利息

両替のように換金の手数料はかかりませんが、ATMで引き出したお金は、自分の銀行口座から引き出すわけではなく、カード会社から一時的にお金を借りている状態となります。

しかし、この利息は1週間後の返済で約0.3%、1ヶ月後の返済で約1.4%となります。

このパーセンテージを両替手数料と比較すると、いかに両替が高いマージンをとっているかが浮き彫りになります。

ただし、海外キャッシングは、返済までの日数が早ければ早いほどお得になるという特性があります。

「帰国したらすぐに返済する!」という点は必須ポイントとなりますので、その点は下記の記事を見てしっかり覚えておきましょう。

メリット2. 飛行機の経由地でも利点がいっぱい

クレジットカードは、飛行機の経由便に乗った時にもかなり便利な利点があります。

例えば、ヨーロッパ旅行に行くと過程した場合、途中の経由地である中東で数時間待つということも珍しくありません。

直行便で行けば経由地はありませんが、航空チケット代は高くなります。

この間、カフェやショップで時間を潰すことになりますが、ドル・ユーロに対応していない場合、なじみのない中東の現地通貨で支払う必要があります。

しかし、空港内のお店のほとんどはクレジットカード決済に対応しており、セキュリティ面もまず問題ないので、両替なしで買い物ができます。

無駄な通貨を増やさなくて良い

海外旅行あるあるネタの1つに、「帰国してから、使うに使えないお金」というものが必ずあります。

その使えないお金とは、「もう行かないであろう国のお金」と、もう1つは「小銭」です。

紙幣は帰国してから再両替できますが、海外旅行で余った小銭は、日本に帰ってきて両替することはできません。

さらに両替は、「日本円→外貨」よりも「外貨→日本円」への換金で、さらにレートが悪くなるというデメリットもあります。

国ごとに両替する必要がないクレジットカードは、こういった部分にも大きなメリットがあります。

メリット3. 盗難・紛失の補償がつく

現金は盗まれたり、失くしたりすれば諦めるしかありませんが、クレジットカードは再発行が可能なうえ、万が一悪用されて損害が出た場合でも補償がつきます。

ただし、何でもかんでもカード会社が守ってくれる訳ではありません。

カード保有者に重大な過失がある(セキュリティ面においてずさんなことをしている)場合は補償の対象外になることもあります。

  • カードの裏面に本人署名をしていない場合
  • 推測されやすい暗証番号に設定して、それが漏洩して不正利用された場合
  • 家族や友人など本人の関係者がカードを使用した場合
  • その他、規約に違反した状態でトラブルが発生した場合

当たり前ですが、意図的に自身で悪用するのは論外となります。

クレジットカードは便利なツールですが、お金と密接に関わるものであるということを、しっかり認識しておきましょう。

また、クレジットカード1枚だけの旅行だと、何らかのトラブルが起こった場合に、代えのカードが無いととても不便です。

万一に備えて、予備のカードは持って行くようにしましょう。

メリット4. 海外旅行保険が自動でつくカードもある

海外旅行保険は、訪問する国や日数、保険のプラン等によってさまざまですが個人観光の場合、1日あたり1,000〜3,000円も支払う必要があります。

ケガや病気、盗難等のトラブルが無くてもこれらのお金は戻って来ないので、滞在日数が長くなるほどこの負担は大きくなります。

かと言って、一切の保険なしで旅行に出かけ、万が一交通事故等に遭って入院した場合、治療費が数百万円にも及ぶことは決して珍しくありません。

当然ですが、日本の健康保険は適用外となります。

しかし、クレジットカードの中には、これらの海外旅行保険が自動で付くタイプのものもあります。

海外旅行保険のメリットは、身体のことだけでなく、カメラやスマホなどの持ち物が壊れた・盗まれた場合にも保険がおりるという点です。

保険を使うことの無い旅行であるべきですが、特にはじめての海外旅行の方は、万一のセーフティーネットを用意しておくことをおすすめします。

まとめ

以上、海外旅行でクレジットカードを使う利点をお伝えしてきましたが、もはやカードを持って行かない理由が見当たらないのではないでしょうか?

海外旅行と親和性の高いおすすめのクレジットカードについては、下記の記事に詳しく記載しています。

もちろん、外国でのお金の管理方法はこれ1つではありませんので、いくつかある海外旅行での支払い方法をすべて比較したい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

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