海外旅行の出発から帰国までの一連の流れと手順

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この記事では、自分ですべての段取りを整えて行く個人旅行の流れを解説しています。

はじめての海外旅行という方で、「いきなり異国の文化に飛び込むのはちょっと。。」という場合は、パックツアー旅行にした方が楽チン&安心です。

とはいえ、手段はどうあれ海外旅行の行き〜帰りの流れは同じものとなります。

個人旅行がはじめてという方はもちろん、パックツアー旅行の方も覚えていて損はありません。

基本的な準備

まず、予約の段取りを進める前に、これだけは最低限おさえておく必要がある基本的な準備から解説します。

パスポートの申請は最低でも出発の10日前に

まずはパスポートが無ければ話になりません。

パスポートを既に持っている方も、残存期限が少ない場合は早めに新しいものに切り替えておきましょう。

パスポートを申請してから受け取りまでにかかる日数は、都道府県によって多少異なりますが、基本的に6〜8日程度かかります。

ただし、これには土日祝などを含めない平日でのカウントとなるため、最低でも10日くらいは余裕を見ておきましょう。

パスポートの申請から取得までの詳細は、下記の記事にまとめています。

訪問する国のビザを確認

すべての国にビザが必要なわけではありませんが、これも必ずチェックが必要な項目です。

また、ビザではなく、入国の際に事前申請が必要な国もあります。

アメリカのESTA(エスタ)や、オーストラリアのETAS(イータス)がこれに該当します。

ビザの必要有無については、「国名 + ビザ」で検索するとすぐに分かります。

行き(往路)

個人旅行の場合は、基本的に航空券と宿泊先とそれぞれ別々に予約することが一般的です。

2〜3人以上でメジャーな国を短期旅行する場合は、ツアー旅行の方が安い場合もあります。

ただ、ツアー旅行は何かしらの制約があったり、1人の場合は逆に割高になることもあるので、旅行の目的やプランによって本当にケースバイケースです。

例えば、仲の良い友だち同士で、韓国や台湾にサクッとグルメを堪能しに行く旅であれば、ツアー旅行の方が安いプランが見つかることもあります。

航空券の予約

航空券を予約する方法はたくさんありますが、1つ1つ検証していくといくら時間があっても足りないので、一括見積できるサービスを利用するのが賢い方法です。

また、航空券は以下の2つの分類があります。

直行便と経由便

名前の通りですが、日本で搭乗する空港から目的地まで直行するのが直行便。

反対に、いくつかの国を経由して行くのが経由便です。

直行便はとにかく最短時間で行けるので楽ですが、1週間のうちフライトしている日が限られていることと、経由便と比較して料金が高くなるのが特徴です。

反対に、多少時間はかかっても、格安航空券を探しているなら経由便の方が安くなります。

「時間を取るか料金を取るかの選択」といったところですね。

例えば、成田空港からタイに行く場合、一度韓国に寄って行くのが経由便。

ちなみに、この場合は「韓国で一度トランジットする」と言ったりします。

(※トランジット=経由すること)

国内を経由することもある

また、ニューヨークまで行く場合、一度ロサンゼルスで飛行機を降りて、別の国内線に乗り込むといったトランジットの方法もあります。

一番最安値の飛行機を組み合わせ、目的地まで乗り継ぐのが経由便ですが、トランジットで10時間以上待つなんてプランもザラにあります。

大抵は空港から外に出られないことが多いので、この待ち時間は本当に苦痛です。

せいぜい2〜3時間の乗り継ぎプランを選ぶようにしましょう。

FIXチケットとOPENチケット

まず、FIX(フィックス=固定)チケットですが、こちらが最もポピュラーな航空券です。

名前の通り、出発と帰りの日時が固定されているチケットです。
万一、乗り遅れたりしてしまうと、チケットはただの紙切れとなります。

反対にOPENチケットは、航空会社のスケジュールに合わせて飛行機に乗る日時を変更できるタイプのチケットです。

会社の休みを利用しての旅行であればまず利用することは無いと思いますが、例えば退職して時間に余裕がある、大学の休みを利用して海外を旅行するなど、帰国日時を問わない旅行に向いています。

「滞在国が想像以上に快適なので延泊したい」「他の地域も周遊してみたい」といったイレギュラーな旅行になる場合は、OPENチケットを取るのがおすすめです。

ただし、当然ながら料金はFIXチケットよりも高くなります。

宿泊先の予約

ホテルの予約サイトは数多くありますが、一番おすすめのサービスは何と言っても『 Booking.com(ブッキングドットコム) 』です。

国内旅行代理店のサイトでも予約はできますが、何と言っても掲載している宿泊先の量がケタ違いです。

Booking.comはオランダの会社が運営する宿泊予約サイトですが、ほとんどの部分で日本語に対応しています。

一部、宿泊先オーナーが書いている文章が未翻訳の物件もありますが、料金はもちろん、施設の設備や利用条件はすべて日本語対応しているので、英語が苦手という方でも使えます。

英語で書かれている文章はざっくり言うと「当ホテルはこんな魅力があります!」といったセールスの文言です。

設備面や金額、室内の写真等が好みの条件であれば特に気にする必要はありません。

ちなみに、僕がはじめてBooking.comを利用したのは2007年と記憶していますが、その頃と比べて今は本当に使いやすくなったと感じています。

かれこれ20回以上は利用していますが、目的地から一番近く最安値の宿を探すにはマジでおすすめです。

荷物のパッキングを済ませて空港に向かう

バックパック(リュック)で行くか、スーツケースで行くか、はたまたボストンバッグで行くか。

それは訪問する国によって考えましょう。

僕の印象ではアメリカ・ヨーロッパなどの先進国はスーツケース、東南アジアなど道路環境があまり良くない地域ではバックパックと使い分けています。

タイに一度スーツケースで行ったことがありますが、道路が悪路&人が多過ぎて、スーツケースをほとんど持って歩く格好となり、かなり疲れた思い出があります。

現地の詳しい道路事情は把握しにくいですが、例えば滞在先のホテルの住所をGoogleマップで入力し、ストリートビューで写真を見るのも1つの方法です。

荷物のパッキングは予想以上に時間がかかるので早めに済ませておきましょう。

おすすめの持ち物リストは↓のページに詳しく書いていますので、合わせてご覧ください。

出発日に最寄りの空港へ向かう方法については、各空港の公式サイトから詳しく確認できます。

電車・バスを使うのが一般的かと思いますが、大体の空港は主要駅から直行バスを運行していることがほとんどですので、そちらを活用するのが一番楽だと思います。

空港のチェックインカウンターで航空券を取得

空港に到着したら、まずは自分が搭乗する航空会社のチェックインカウンターに向かいましょう。

チェックインカウンターとは、一言で言うと、実物の航空チケットを受け取る場所です。

また、荷物を飛行機に預ける(受託手荷物)場合は、このタイミングでカウンターに荷物を手渡します。

この後のざっくりとした流れは、両替 → 食事・買い物 → 出国手続き → 飛行機搭乗といったものとなりますが、この辺りの空港ですることについては↓の記事で詳しく解説しています。

手順を間違えると後戻りできなくなるので、必ず確認しておきましょう。

飛行機搭乗〜現地着

日本の空港でもろもろの手続きを終えて飛行機に乗り込んだら、あとは現地に到着するまで退屈な時間となります。

1つだけどの国に行くにも共通するのが、機内で「入国審査カード」というものに必要事項を書き込むことです。

ボールペンとパスポートは取り出しやすい状態にしておきましょう。

記入する内容は、ざっくり以下の内容となります。

  • 氏名・生年月日・国籍・パスポート番号など、パスポートに書かれている内容
  • 現地での滞在先の住所(ホテルなど宿泊先の住所)(ここが空欄だと入国時に止められる)
  • 過去の犯罪歴等の有無のチェック

飛行機が経由便の場合は、経由する空港に立ち寄って、レストランや空港内のソファーで時間を潰すことになります。

先ほども書きましたが、トランジットの時間があまりに長いとストレス・疲労が溜まります。

体力がある若いうちはまだ良いですが、キツ過ぎるスケジュールを組むのは控えましょう。

入国審査

目的地に到着したら、まずはじめに入国審査を受けることになります。

日本の空港で通過した出国手続き(審査)の逆ですね。

この入国審査ですが、窓口はたいてい「自国民用」と「ツーリスト用」に2種類用意されています。

当然、私たちはツーリスト用の窓口を通ることになりますが、看板に大きく「foreigner」と書かれているのでその列に並びましょう。

ちなみに、この看板の表記は国や空港によってマチマチです。

以下の3種類の単語は、どれもツーリスト用の窓口を示しているので覚えておきましょう。

  1. foreigner(フォーリナー)
  2. alien(エイリアン)
  3. non citizen(ノン シティズン)

もし分からない場合は、明らかにツーリストがいる列に並んでおけば問題ありません。

また、たまに検査官から質問を受けることがありますが、たいていは以下の2つです。

  1. What’s your purpose?(渡航目的は何?)
  2. What’s your job?(あなたの仕事は何?)

これらはある種の形式的な質問ですので、以下のように答えればまず問題ありません。

  1. holiday(ホリデー)(休暇)
  2. office worker(オフィスワーカー)(事務員)

妙に詳しく説明しようとすると、検査官も怪訝な目を向けてきますので、サクッと終わらせるのがコツです。笑

ちなみに、国によっては機械端末にパスポートをかざし、カメラに顔を向けて識別する「無人の顔認証システム」を導入しているところもあります。

現地空港からひとまず宿泊先付近に移動

入国審査を通り抜けたら、いよいよ晴れて現地到着です。

荷物を預けている場合は、荷物受け取りのレーンで自分のバッグが出てくるのを待ちましょう。
レーンの上には、電光掲示板で便名が書かれています。

荷物を手にしたら、まずは宿泊先付近に移動しましょう。

ゲストハウスに滞在する場合は、家族やカップルで運営しているところもあり、多少の英文のやり取りは必要ですが、空港まで迎えに来てくれる親切なオーナーもいます。

送迎付きのプランであれば楽チンですが、たいていはタクシーで移動することが多いと思います。

タクシーの乗り方のコツについては別の記事で詳しく説明しています。

宿泊先のチェックイン

チェックインは特別難しいことはありません。

パスポートと予約控えをフロントに提示して、日本の住所を書き込むくらいです。
(英語での住所の書き方は覚えておきましょう)(メモ帳に書いていても良いかもしれません)

ネット予約しているとカードで事前決済できるうえ、予約控えの紙(メールをプリントアウトしたもの)を渡すだけとスムーズに進みます。

ただ、ホテルによっては「デポジット(預け入れ金)」を支払う必要がある所もあります。

これは、例えば部屋の備品を壊した際にそこから充当するというものです。
何も問題が無ければ、チェックアウト時に返金してくれます。

詐欺ではありませんので、きちんと支払いましょう。
ただし、必ずレシートはもらって失くさないように保管する必要があります。

なお、現地に到着した際に、チェックイン可能時間がまだ先の場合でも、一度宿泊先に行って荷物を預かってくれるか聞いてみるのもおすすめです。(貴重品類はしっかり管理)

日本のように安全なコインロッカーが見つかれば良いですが、大荷物を持って街なかを移動するのは大変です。

観光

ホテルのチェックインが完了して、荷ほどき&一休みしたら軽く周辺を散策してみましょう。

海外旅行では宿泊先が自分の根城となるので、まずは周辺を散策して地理関係を把握しましょう。

タイのバンコクなどは、日本より多いと感じるほどコンビニが充実しているので問題ありませんが、近くのお水や食料、ちょっとした日用品を買えるお店を見つけておくのは大切なポイントです。

ここからは思う存分、海外旅行を満喫する日々のスタートですね。

帰り(復路)

さて、帰りはこれと言って特別な段取りは必要ありませんし、行きでおこなった内容を繰り返すだけなのでそれほど難しい手順ではありません。

宿泊先のチェックアウト

パッキングをすませ、忘れ物がないか確認したら宿泊先をチェックアウトします。

デポジットを支払っている場合は忘れずに返金を受け取りましょう。

行きと同じように空港でチケット発券&荷物預け

日本の空港で行ったように、自分が乗る航空会社のチェックインカウンターに行き、航空券の予約控えを見せて、実物のチケットを受け取ります。

また、帰りも荷物を預ける場合は、この段階で渡しておきます。

海外発着便は時間の変更がよく起こるので、ちょくちょく電光掲示板に表示されている便名・時間を確認しておきましょう。

出国審査

こちらも特におもだったことはありません。

「foreigner(フォーリナー)・alien(エイリアン)・non citizen(ノン シティズン)」のレーンに並んで、パスポートを見せましょう。

飛行機搭乗〜帰国

飛行機に乗り込むと、いよいよ旅も終盤を迎え、なんだか物悲しい気持ちになります。
旅の思い出がいろいろと蘇ってくると思います。

ただ、行き同様に飛行機は退屈します。笑

日本に帰国する際にも「入国審査カード」の記入が必要ですので、ボールペンとパスポートはすぐに出せるようにしておきましょう。

入国審査

日本の税関で入国審査と手荷物検査を通過すれば、ひとまず海外旅行は終了です。

空港から最寄り駅へ向かうバスに乗り込みましょう。

まとめ

かなり長い内容になりましたが以上が、海外旅行の出発から帰国までの一連の流れと手順になります。

途中でいろいろと他の記事のご紹介をしましたので、最後にまとめて掲載しておきます。

気になったトピックがあれば是非ご覧ください!

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