パスポートの申請から取得までの方法【料金・期間・必要なもの】

パスポート

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海外旅行に無くてはならないもっとも重要な持ち物がパスポートです。

パスポートは申請してから受け取るまでに、最低でも8日ほどの時間がかかります。

海外旅行に行くプランを立てたなら、余裕を持って出発の10日前くらいには申請を行うようにしましょう。

パスポートは申請から6業務日〔土・日・祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除いた6日目〕 以降に発行となります。

この記事ではパスポートの申請から取得までの代表的な方法を解説しています。

パスポートはどの都道府県で取得しても、基本的に大きな変わりはありませんが、申請する場合は念のため、お住まいの区域にあるパスポート発行センターのウェブサイトも併せて確認するようにしてください。

各都道府県ごとのパスポート申請先 – 外務省

パスポート申請に必要なもの

パスポート申請の際に必要となる代表的な書類は下記です。

パスポート申請用紙
(一般旅券発給申請書)
パスポートセンターにて配布
戸籍抄本または戸籍謄本区役所で取得
パスポート用の写真証明写真機もしくは写真屋で撮影
本人確認のための書類免許証 or マイナンバーカード
(もしくはその他の書類)

パスポート申請用紙(一般旅券発給申請書)

こちらはパスポートの申請を行うセンターで配布されているので、特に準備は必要ありません。
地域によっては区役所等でも受け取ることができます。

戸籍抄本または戸籍謄本

戸籍抄本または戸籍謄本は、区役所・市役所の窓口で当日発行できますが、こちらも混雑具合によって待ち時間が長くなることもあるため、早めに取得しておきましょう。
(戸籍抄本または戸籍謄本の発行手数料は450円です)

パスポート用の写真

街なかの写真スタジオ等で撮影してくれますが、ほとんどの証明写真機でもパスポートサイズ用の写真を用意できます。

本人確認のための書類

本人確認のための書類は、(有効な)運転免許証か、マイナンバーカードのどちらかを持っていれば、それ1点のみで問題ありません。

どちらも持っていない場合は、健康保険証や年金手帳、学生証、会社の身分証明書、母子手帳といった証明書を組み合わせて申請することもできますが、比較的特殊な書類となるため、マイナンバーカードを用意しておいた方が安心です。

ただし、マイナンバーカードは申請から取得まで約1ヶ月ほどの時間がかかるため、パスポート申請に利用を考えている場合は、こちらも早い段階から申請しておく必要があります。

マイナンバーカード交付申請

パスポート発行に必要な料金

パスポートは、有効期限が5年のものと10年のものと2種類あります。
(12歳未満の子どもは5年間のみとなります)

10年間有効16,000円
5年間有効11,000円
5年間有効(12歳未満)6,000円

パスポート取得は何かと手間がかかるため、特別な理由がなければ10年の期限のものを取得するのがおすすめです。

窓口は平日しか開いておらず、平日でも人が混み合います。

なお、結婚によって名字が変わるなど、パスポートをすでに持っていても、記載事項の変更等がある場合は別途手続きと費用がかかります。

パスポート発行の手数料支払い方法

上記の手数料は、パスポートを受け取る際に窓口で支払います。

支払い方法は現金のみでクレジットカード等での決済はできません。

パスポートの申請について

1. はじめてパスポートを申請する場合

はじめてパスポートを申請する場合は、さきほど記載した4種類の必要書類を持って最寄りのパスポートセンター(旅券事務所)で申請を行います。

2. 有効期限がまだ残っているパスポートを更新する場合

「まだ使えるけど、有効期限が迫っている」といった、現在有効なパスポートを更新することもできます。

ただし、有効期限が1年未満のものが対象という原則があります。

残存期間が1年以上あるものの、海外赴任や留学など、長期滞在によって渡航先で有効期限が切れる可能性がある場合は、別途相談が必要になります。

「写真が気に入らない」といった理由では、パスポートの更新は基本的にできません。

査証(スタンプ)の欄が少なくなった

入国・出国の際に税関で押されるスタンプのページがいっぱいになった場合でも、新たなパスポートに変更することができます。

ただ、査証欄を40ページ分追加することもできます。

手数料は2,500円で済むので、新たにパスポートを発行するより安く済みます。

氏名・本籍地に変更があった

結婚や引越しなどによって、氏名やパスポート記載の本籍都道府県名が変更した場合も、パスポートの更新が可能です。

ただ、こちらも上記の査証欄の追加のように、新規のパスポートを作り直さなくても、変更部分のみ入れ替えたパスポートを作り直すことができます。

こちらの場合の手数料は6,000円となるので、やはり新規で発行するよりも安くなりますね。

その他にも、手持ちのパスポートに汚損があった場合など、新たに作り直すことができます。

有効期限がまだ残っているパスポートを更新する場合は、現在のパスポートを一度返納して、新たに新規分を受け取るといった流れになります。

戸籍抄本または戸籍謄本の必要有無について

手持ちのパスポートを新規に作り直す場合は、基本的に「戸籍謄(抄)本」は必要ありませんが、上記の氏名・本籍地が変更した場合や、パスポートの汚損が激しく、所有者の情報が判別できない場合は、「戸籍謄(抄)本」を用意する必要があります。

3. 有効期限が切れたパスポートを更新する場合

久しぶりの海外旅行など、有効期限が切れてしまったパスポートを更新する場合は、はじめてパスポートを作る際と同様に、4つの必要書類を揃え、なおかつ古い(期限切れの)パスポートも持っていく必要があります。

(古いパスポートは「無効印」を押されて返ってきます)

古いパスポートを失くした場合

古いパスポートを紛失してしまっている場合は、新規でパスポートを作り直す前に、「パスポート紛失届」を提出する必要があります。

パスポートはとても重要な書類となるため、1人で複数のパスポートを所有することが認められていません。

使わなくなったパスポートでも安易に捨てることのないようにしましょう。

4. 未成年者がパスポートを取得する場合

修学旅行などの学生旅行や留学など、パスポートを使用する人が未成年の場合、法定代理人の署名が必要になります。

具体的には、申請用紙(一般旅券発給申請書)の裏面に、両親などのサインが必要になります。

未成年者の申請 > 法定代理人とは?

なお、20歳未満でも結婚している場合は、未成年ではなく成年とみなされるため、親や親権者を持つ方のサインは不要となります。

5. 代理人にパスポートを申請してもらう場合

仕事の都合など、本人がパスポートの申請ができない場合、親や知人などが代理人として代行することも可能です。

ただし、代理人に任せることができるのは、パスポートの「申請のみ」です。

「受け取り」は必ず本人が発行センターに出向く必要があります。

区役所などであらかじめ書類を受け取っておく

パスポートの申請書には自筆のサインなど、本人による記述が必須の項目があるため、手元にあらかじめ申請書と委任状を用意しておく必要があります。

  1. 申請書:一般旅券発給申請書
  2. 委任状:申請書類等提出委任申出書

これらの必要書類は、最寄りの区役所で配布されていることがほとんどですが、念のため電話で確認しておいた方が確実です。

また、パスポート申請者が必要な書類の用意はもちろんですが、代行する代理人も、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要になります。

パスポートの受け取り(受領)について

パスポートの申請が終わると、引き換え券(旅券引換書)を手渡されます。

この引き換え券に「受け取りが可能な日時」が印刷されていますので、受領可能な日が来たら早めに取りに行きましょう。

パスポートは発行から6ヶ月以内に受け取らなければ、失効してしまうので注意してください。

冒頭でも書いた通り、パスポートが出来上がるまでに、土日祝日等を除いた6日の時間がかかるため、申請がギリギリにならないよう早めから準備を進めておきましょう。

まとめ

海外旅行でもっとも重要な持ち物はパスポートです。

申請から受け取りまでに時間と手間が少しかかるため、余裕を持って準備するようにしましょう。

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