盗難・紛失を回避!海外旅行で安全なクレジットカードの持ち歩き方

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海外旅行中に気がかりなことは、クレジットカードやパスポート、現金などの貴重品の管理ですよね。
旅行先によって治安も異なりますが、にぎわう市場や駅など人の多いところでは、スリやひったくりなどの被害にあうリスクも自然と高くなります。

慣れない海外でトラブルに巻き込まれないようにするためには、事前にできる限りの知識をつけて対策を行っておくことが大切です。
今回は、海外旅行でのクレジットカードの持ち歩き方をはじめ、貴重品の安全な保管方法をご紹介します!

チープな財布を別に用意する

まず、もっとも簡単にできる対策方法が、財布を分けて持つことです。
クレジットカードや貴重品を入れるメインの財布とは別に、安価で持ち運びやすい財布を用意しましょう。
使いやすい小さめのポーチなどでもOKです◎

財布の中には最低限の現金のみを入れ、こまごまとした支払いで頻繁に取り出すときは、サブの財布を使いましょう。
特に、露天や屋台ではクレジットカードを使うことはまずあり得ませんので、小額紙幣を基本とした現金を入れるようにします。

なお、紙幣はまだしも、外国の硬貨は慣れないと判別しづらいですので、口が大きめに開く小銭入れも併せて持っておくとチップの支払いの時にも便利です。

メインの財布からサブの財布に補充する

現金が少なくなったら、その日に使用する分の金額だけをメインの財布から移しましょう。
ちなみに外出先で補充する際は、トイレの個室など周囲の目を気にしなくて良い所で行うのがベターです。

観光地では財布を出し入れする機会が頻繁になりますが、それはスリに遭ったり、紛失するリスクも高くなると注意しておきましょう。
サブの財布は、あくまで最小限の現金だけを入れるのがポイントです。

メインの財布は別でしっかり保管

一方で、クレジットカードや高額紙幣でまとまった現金などの貴重品は、メインの財布に入れて別に保管するようにしましょう。
こちらは持っていることが外部から分かりにくく、肌身離さず持ち運びできることが重要です。

このように普段使用する財布を分けることで、万が一盗難や紛失といったトラブルに遭ってしまった場合でも、被害を最小限に留めることができます。

クレジットカードをはじめ、現金やパスポートなどの貴重品は、次でご紹介するような「旅行用の防犯バッグ」を利用するとより安心です。

クレジットカードの持ち歩きに便利なバッグ

薄くてかさばらないクレジットカードは、以下の3種類のバッグにしまっておくと安全に管理することができます。

どれもインターネットや量販店、旅行用品店などで簡単に手に入りますので、海外旅行に行く場合には併せて持っておきたいアイテムです。

腹巻きタイプのセキュリティポーチ

薄手のポーチにウエストベルトが付いて、腹巻きのように腰に巻ける形状をした防犯バッグです。

かさばるものを入れなければTシャツの下に巻いても目立たないため、貴重品を持っていることが外部から分かりにくく、防犯性が高いというメリットがあります。
ドミトリーなどの相部屋の場合は、就寝時でも腰に巻いたまま貴重品を保管できるので重宝します。

デメリットとしては、あまり収納力が無いこと、中身の取り出しが面倒、常に腰に巻き続けるとうっとうしいと感じるなどがあります。

ただ、多くの物を入れることはできませんが、クレジットカード・紙幣・パスポート程度であれば十分収納できます。

腰に巻くウエストポーチ

上記の腹巻きタイプではなく、腰につける一般的なタイプのウエストポーチです。
容量は小さいものから大きなものまで種類がありますが、両手が空くため、ちょっとブラブラ散策に出かける時だけでなく、荷物が多い時や移動時にも重宝します。

クレジットカードやパスポートなどの貴重品だけではなく、デジカメや地図、メモ帳や筆記用具なども一緒に持ち運べます。

必要なものをさっと取り出すことができるため、利便性が高い反面、「貴重品を入れているバッグ」と周囲に思われるというデメリットもあります。

ちなみに筆者は、ベトナムの街をブラブラ散策している時に、背後から「スーッと」寄ってファスナーをゆっくり開けようとしている大バカもんに遭遇しました。(大声で怒鳴ってやりましたw)
バッグは目の届かない背中側ではなく、必ずお腹の前で着用するようにしましょう。

ショルダーバッグ

肩から下げるショルダーバッグを、海外旅行のサブのかばんとして持って行く人も多いと思います。
荷物の出し入れが簡単で、持ち歩きたいものが多い時にも役立ちます。

ただし、「取り出しやすさ」は自分も泥棒も同じですので、ファスナーが付いたタイプのバッグを持っていくようにしてください。

また、ベルトを肩にかける際は必ず斜めがけにしてお腹の前で持つ、できればバッグの上からカーディガンなどを羽織る等、特に人ごみの中では少しでも露出を減らす工夫が必要な場面もあります。

日本では少し信じられないことですが、海外ではショルダーバッグの肩紐をハサミやナイフでそっと切って、気付かない間にカバンを盗むといった手口もあります。

マーケットや観光スポットでは、テンションが上がってあちこち周囲を見回して注意がおろそかになりがちですが、スリはそういった気の抜けた人を狙っています。

貴重品を持ち歩くときのポイント

クレジットカードだけでなく、貴重品を持ち歩く時にはいくつかの押さえるべきポイントがあります。
すべてを網羅する必要はありませんが、知識として持っておくと損はないはずです。

現金やカードは1ヵ所にまとめない

先ほども書きましたが、財布をメインとサブに分ける方法のように、現金やカードは小分けにして持つようにしましょう。
いくつかに分けて管理していれば、万一の盗難・紛失の被害にあった場合でも損害を最小限にすることができます。

筆者は日本円で1万円以下くらいの現金は、ポケットに直接入れて、あえて財布を取り出さないようにしたりもしています。
ただ、アジアなどは1万円でも高額なお金となるので、その辺りは現地の物価を見て調整します。

バッグに鍵をつける

もともと鍵付きのバッグでなくても、市販の南京錠をファスナーに取り付けることで、簡易的な防犯対策をすることができます。

南京錠はホームセンターに行くと、実にさまざまなサイズ・形状をしたものが売られていますので、一度のぞいて見るのがおすすめです。
かさばる荷物ではありませんので、海外旅行の持ち物リストに加えるべきアイテムです。

なお、長距離バスや列車などで大きな荷物を運ぶ際には、バックパック用のワイヤーロックなども便利です。

こういった工夫は、実質的な防犯面だけでなく、周囲の人に防犯意識の高さをアピールすることにもつながり、余計なトラブルに巻き込まれるのを防ぐという効果もあります。
ただし、鍵をかけたからといって、絶対にスリや置き引きに遭うリスクが無くなるわけではありませんので、くれぐれも油断は禁物です。

パスポートはコピーも一緒に持ち歩く

基本的に海外渡航者は、常時パスポートを携帯していることが義務づけられています。
ただ、実際に使用するシーンは、ホテルのチェックイン時や両替の時などと限られています。

まれに博物館やナイトクラブ等で提示を求められることがありますが、こちらは年齢や国籍を確認するためであることが多く、コピーを持っているだけで何かと便利なことがあります。

しかし、パスポートは国外にいる際に持ち主の身元を公的に保証するとても重要な書類であることを忘れてはいけません。
もしもの盗難や紛失に備えるためにも、必ずコピーを持って行きましょう。

なお、パスポートの再発行時には顔写真も2枚必要なため、念のためこちらも用意しておくと、万が一の場合は手続きがスムーズに進むので安心です。

貴重品を出すときは目立たないようにする

貴重品を出し入れする際は、必ず周囲の目を気にしましょう。
また、お金やクレジットカードだけでなく、スマートフォンやタブレット端末、デジカメなどの高額電子機器や、ブランド物の財布等の出し入れにも注意が必要です。

なぜなら、これらを所持しているだけで裕福な生活をしていると思われ、スリなどに狙われてしまう可能性が高くなるからです。
服装も目立つものでなく、質素で機能的なものにするとさらにベターです。

ホテルのセーフティボックス(金庫)を活用する

信頼できるレベルのホテルであれば、余分な現金や予備のクレジットカード、航空券などは、セーフティボックスに預けて保管する方法が安心です。

セーフティボックスと言っても、ホテルによってさまざまな種類があります。
フロントが一括して鍵を管理するタイプ、ホテル側と利用者とそれぞれが持つ鍵が揃わないと開錠できないタイプ、サインで封印し預けるといったものもあります。

一般的には客室に備え付けの金庫よりも、フロント付近にあるセーフティボックスの方が管理者がいる分、安全性が高くなります。
ただし、ホテルのランクによって、そのセーフティボックスの安全度も変わってきますので、こちらはケースバイケースとしか言いようがありません。

スーツケースの中で管理はタブー

たまにホテルやゲストハウスなどの滞在先に置いた鍵付きのスーツケースを、金庫の代わりに使用するという人がいますが、これは非常に危険です。
鍵そのものを壊されたり、スーツケースごと盗難に遭うという事件もあります。

滞在先がそこまで安全面に配慮していると判断できない場合は、自己管理を行うことが大切です。

一番大切なことは「貴重品」を持っていると常に意識しておくこと

少し脅すようなことも書きましたが、一番大切なことは、ワクワク楽しんでいてもハメを外し過ぎないことです。

先にも書いたように、スリやひったくりのような悪い奴らが狙っているのは、注意が散漫になって気が抜けている人です。
憧れの観光スポットを目の前にすると手元がおろそかになりがちですが、特に貴重品の管理は自分でルールを決めて、しっかり漏れなく行うようにしましょう。

反対にビクビク怯えながら過剰にバッグを抱きかかえているような態度でいれば、またそこにつけ込んでくるヤカラもいるので、毅然とスキの無い振る舞いをすることが大切です。

日本と海外の治安はやっぱり全然違う

インターネットの普及や格安航空券の台頭などによって、海外旅行は以前よりもずっと身近になりました。

しかし、あくまで治安や習慣の異なる外国であるため、日本と同じような行動をとっていると、面倒なトラブルに巻き込まれてしまうことも少なくありません。

つねに周囲に気を配り、つねに緊張感をもった行動を、、
となるとせっかくの旅行も楽しくありませんので、カバンにも心にもスキが生まれないように最低限の意識を向けるようにしましょう。

海外旅行に持っていくべき『最強のクレカ』

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