台湾へ修学旅行!スマホは使える?高額請求を避けるための注意点

スマホを持つ女の子

台湾へ修学旅行に行った時も、日本と同じようにスマホを使えると便利ですよね。

友達や家族とLINEでやり取りしたり、台湾の街並みをツイッターやインスタにアップできると修学旅行はもっと楽しくなります。

しかし、台湾でスマホを使って通信する場合に、設定を間違ってしまうと目を疑うようなとんでもない高額請求が来ることがあります。

この記事では、台湾でスマホを使う時の注意点や、安く快適に使う方法などを紹介しています。

海外でスマホを使うと高額請求が来る?

まずはじめに、2016年にブラジルで開催された『リオデジャネイロオリンピック』で、男子体操の内村航平選手のスマホ代請求額が「50万円」という高額なものになったニュースを知っているでしょうか?

内村航平

現地で『ポケモンGO』のアプリをダウンロードして、(ブラジルにはいるはずのない)ポケモンを探し続けている間に、通信費がどんどん加算されていったという内容です。

ソフトバンク・au・ドコモの携帯を使っている場合は、どれだけデータ通信に使っても1日あたり約3,000円が上限というプラン(※)がありますが、内村選手はどこかで変な設定をしてしまったのでしょう。

(※)「海外パケットし放題(ソフトバンク)」「海外ダブル定額(au)」「海外パケ・ホーダイ(ドコモ)」など会社によって呼び名が様々ありますが、この記事では「海外パケット定額」と表現しています。
  • 格安SIM携帯の場合は、海外パケット定額の事前申し込みが必要 or 対応していない場合もあります。
  • 国際電話による通話は定額プランの対象外です。
  • 一部対応していない機種もありますので、事前に必ず確認しておきましょう。

「海外パケット定額」に対応したスマホを使っている場合は、日本の各会社が現地の通信会社と契約している回線を利用するため、使い過ぎたとしても上限3,000円/1日の請求となります。

しかし、内村選手の場合は、リオデジャネイロ現地の通信アンテナに直接接続していた(日本の携帯会社経由の回線を使用していなかった)ため、結果的に高額な請求が来たのです。

このような、現地の通信アンテナの電波を直接拾って使うことを「国際ローミング」といいます。

ただ、国際ローミングは、上記のように通信料金が高額になるため「利用しないもの」と覚えておきましょう。

国際ローミングは利用しちゃダメ!

台湾への修学旅行でスマホを安く快適に使うには?

「海外パケット定額」に対応したスマホの場合は、1日あたり約3,000円で海外でも通信ができると書きましたが、正直ぜんぜん安くないですよね。

修学旅行の日程が3泊4日だった場合、台湾でスマホを使うと、その請求額は約12,000円になります。

いくらスマホが便利とは言え、この金額を払うのは少し馬鹿げていますよね。

そこで、「国際ローミング」や「海外パケット定額」に頼らず、海外でネットに繋ぐいくつかの方法を紹介します。

1. 公衆のフリーWiFiを利用する

最近は日本の飲食店やショップ、駅、ホテルなど様々な場所でフリーWiFiを当たり前のように使えますよね。

台湾でも同じように街中にWiFiポイントが設置されていて、無料でネット接続できる場所がたくさんあります。

無料で使えるフリーWiFiは以下のような種類があります。

  1. 誰でも無条件に接続できるフリーWiFi
  2. パスワードを入力して利用できるフリーWiFi
  3. 商品・サービスを購入して利用できるフリーWiFi

1は電波の通信圏内に入るとアクセスできるようになるタイプのWiFiです。

2は、カフェなどのお店の店員にWiFiパスワードを聞いて、スマホで設定すると利用できるようになるタイプです。

3は、お店で何かを注文したりすると、パスワードを教えてくれるというタイプです。

ただ、種類問わず、これらのフリーWiFiはあまりおすすめできません。

公衆フリーWiFiをおすすめできない理由

日本でスタバやマクドナルドでフリーWiFiを利用しているという人は多いと思います。

しかし、海外旅行の際にはこういったフリーWiFiはあまり役に立たないばかりか、不特定多数の人がアクセスする場所ではリスクをともなうこともあります。

接続できる場所に限りがある

カフェで何となく暇つぶしに動画を見たり、ネット検索をしたりといった分にはさほど支障がないかもしれませんが、旅行に行くと1つの場所でじっと留まっている時間は短いものです。

1日の大半は観光で移動しているため、WiFiスポットごとに設定しなおして、電波を受信し続けるのは現実的ではありませんよね。

つまり、「スマホを使いたいと思った時に使えない」というシーンが圧倒的に多くなります。

それにわざわざ台湾まで修学旅行に行ったのに、スマホを使うために自由行動時間はずっとカフェにいた、なんてことになれば何をしに行っているのか分かりません。

通信速度が異常に遅い

筆者はこれまで、台湾以外に50ヶ国以上を旅行しましたが、どの国でもフリーWiFiを利用した際に通信速度に満足したことはほとんどありません。

とにかく遅い。
文字だけのLINEを1通送信するのに40〜50秒ほどかかったこともあります。

セキュリティに問題がある

これは日本も含め世界中の公衆フリーWiFiに当てはまることですが、不特定多数の人がみんなで回線を共有するフリーWiFiは、セキュリティ面において大きなリスクがあります。

中学・高校生ならクレジットカードを使ってネットショッピングするということは無いと思いますが、共有回線を経由して、端末の情報を盗み取るという犯罪も世界中で起こっています。

フリーWiFiは暇つぶしには良いけど、海外観光には不向き!

2. 台湾でSIMカードを購入する

台湾でスマホを使う2つ目の方法は、台湾の通信事業者が発行しているSIMカードを利用するものです。

現在、格安SIM携帯やSIMロックフリースマホを使っているなら、台湾国内の空港やコンビニ、スーパー等で販売されているSIMカードを、現地で購入して利用することができます。

ただ、こちらもフリーWiFiと同様にあまりおすすめできる方法ではありません。

よほど、SIMカードに関する知識とスマホの設定についてを熟知していれば使えるかもしれませんが、特に初心者にはハードルがとても高いものだと思います。

頻繁に海外出張に行き、現地の海外SIMを使うという人でも、日本語による説明が無いため初期設定にかなり手間取るといいます。

ちなみに、筆者はオーストラリアに行った際に、現地のスーパーでSIMカードを購入して設定にチャレンジしましたが、結局使えないまま無駄になったという苦い経験があります。

使われないまま終了したオーストラリアのSIMカード

使われないまま終了したオーストラリアのSIMカード

ちなみに、台湾でSIMカードを発行している主な会社は下記です。

  1. 中華電信 (Chunghwa Telecom)
  2. 台湾大哥大 (Taiwan Mobile)
  3. 遠傳電信 (FarEasTone)
  4. 台灣之星 (T STAR)
  5. 亞太電信 (Asia Pacific Telecom)

どうしても、台湾の海外SIMを使いたい場合は、1の『中華電信』社が発行しているSIMを利用しましょう。

『中華電信』社は日本のNTTドコモに相当する会社で、台湾全土でネット通信に利用することができます。

自信がなければ海外SIMは難しい!

3. 海外で使えるレンタルWiFiを利用する

台湾でスマホを利用するうえで最もおすすめの方法は、台湾で使えるポケットWiFiのレンタルサービスを利用することです。

海外wifi

ポケットWiFiとは、↑の写真のような端末に電波を受信し、スマホやタブレット、パソコンなどのネット接続に利用するというものです。

ポケットWiFiの仕組み

最近は海外旅行や出張のために、このような現地で使えるポケットWiFiをレンタルするサービスが増えてきています。

イモトのWiFi 』といったサービスを、CMなどで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?

海外旅行用のレンタルWiFiの特徴は以下のようなものです。

  • 端末への接続がとても簡単
  • 日本語マニュアルもついている
  • 専用の回線でネット接続するので、セキュリティ面も安心

レンタル会社はいくつかありますが、どれを使うか選ぶ際に見るべきポイントは以下の4つです。

1日あたりの金額安い方がいいですよね
1日あたりの通信容量当然多く利用できる方が良い
通信規格3Gか4Gのどちらか
同時接続できる台数1台の端末をみんなでシェアできる

この中でも特に重要なポイントは次の2つです。

1日あたりの通信容量

日本でのスマホ契約プランに、1ヶ月あたり5GBプランや20GBプランを使っている人が多いと思いますが、レンタルWiFiにも「1日あたり」の容量上限が決められています。

当然、容量が大きいほどネット通信できる回数が増えるということですね。

海外レンタルWiFiには、1日あたり250MB、500MB、1GBといったプランから、通信量が無制限で使えるものもあります。

通信規格

接続スピードを大きく左右する「通信規格」です。

現在の通信規格は、「3G回線」か「4G回線」どちらかであることが一般的です。

詳しく説明するとかなり長くなってしまうので、要点をまとめると以下のようになります。

  • 3G回線は昔の回線 → 速度が遅い → 動画閲覧はまず無理
  • 4G回線は現在主流の回線 → 速度が速い
  • 4G LTE回線というものもあるが、4G回線と同じものという認識でOK

つまり、日本でいる時と同じくらいの環境で使いたいなら、「4G回線」を選びましょうというお話です。

余談ですが、「純粋な4G回線」というのは、日本でもまだ100%は普及しきっていません。

昔の3G回線から現代の4G回線への「移行過程の回線」が「4G LTE回線」です。

ただ、日常で使うデータ通信に特に支障がないレベルですので、「4G LTE」も「4G」と表現されています。

ポケットWiFiをレンタルするなら4G回線を選ぼう!

台湾で使えるレンタルWiFi

台湾への修学旅行でも利用できるポケットWiFiのレンタル会社は、以下のような会社があります。

サービス名回線容量価格/1日
jetfi (ジェットファイ) 4G 高速無制限500円
グローバルWiFi 4G 高速 300MB 970円
イモトのWiFi 4G 高速 500MB 1,080円

レンタルWiFi会社それぞれのサービス詳細については、下記のページにまとめています。

レンタルWiFiは、会社によって得意な国とそうでない国とがありますが、台湾旅行の場合はどのサービスが良いか比較するまでもありませんよね。

台湾への修学旅行におすすめのレンタルWiFiは『jetfi (ジェットファイ)』

上記の比較表を見れば一目瞭然ですが、『 jetfi (ジェットファイ) 』の通信容量・1日あたりの価格は他社を圧倒するスペックですね。

通信規格も「4G回線」ですので、メールやネット検索、地図アプリの使用はもちろん、容量の重いYouTubeなどの動画もサクサク読み込むことができます。

スマホ5台を接続できる

jetfi (ジェットファイ) 』は、1台のWiFiルーターで、5台までのスマホを共有して使うことができるという点も大きなメリットです。

ただし、スマホ5台を同時に接続すると、さすがに通信速度が遅くなったりバッテリーの消耗が激しくなります。

友達同士とシェアして利用する場合は、使う順番を決める・同じタイミングで接続する人数を減らすなどの工夫をしましょう。

仮に5人で共有した場合、1人あたり1日100円で利用できることになります。

缶ジュースを1本飲むか、台湾で快適にスマホを使うかといったところですね。

『jetfi (ジェットファイ)』については、以下の記事に詳しくまとめていますので、修学旅行でスマホを使いたいと考えている場合は確認してみてください。

WiFiが使えると通話もできる

日本で利用している人も多いと思いますが、WiFiが使えるとLINEの音声通話を利用することができます。

台湾〜日本で通話する国際電話は、1分あたり100〜200円もかかります。(会社により違います)

修学旅行の間は、日本にいる親や友達と通話する機会はあまり無いかもしれませんが、どうしても緊急で連絡しなければいけない時にも安心ですね。

もちろん、観光で友達同士とサクッと連絡を取ったりもできるので、美味しいお店やおすすめスポットを見つけた時にも気軽にやり取りができます。

こうした時も容量が無制限なら、高額請求も気にすることなく快適にスマホを使うことができるのでかなり便利ですよ。

まとめ

以上、長くなりましたが、台湾の修学旅行でスマホを使うためのポイントをまとめました。

国際ローミングは絶対に使わない
(特に人が多いエリアでは)公衆のフリーWiFiは極力使わない

最低限これを守れば大きな問題にはなりません。

ただ、スマホは便利なツールですので、修学旅行のような楽しい思い出づくりには有効利用したい。

そんな時に『 jetfi (ジェットファイ) 』のようなポケットWiFiがあると便利だよ、というお話でした。

友達と盛り上がるのも良いですが、たまには親に写真の1枚でもメールなりLINEで送ってあげましょうね。笑

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