これぞ本場!ブロードウェイと周辺の観光・グルメでNYを丸ごと楽しむ方法
ニューヨークを代表するエンターテーメントといえば、ブロードウェイショーが人気です。
普段は観劇をしない方でも「ニューヨークではなるべくたくさんのブロードウェイを見たい!」と意気込んでいる方もいるのではないでしょうか?
日本でも一部のショーを見ることができますが、本場のブロードウェイはケタ違い!
キャストの声が響き渡る臨場感に、オーケストラの生演奏が加わり、もはや感動モノです!
「アメリカならでは」と感じるのが観客の盛り上がりです。
歓声や爆笑、スタンディングオベーションなど、キャストだけでなく観客も一緒になって劇を盛り上げる様子は、日本ではなかなか見られない光景です。
せっかくなので、ニューヨーカーに混じってブロードウェイでハジけてしまいましょう!
ブロードウェイとは
そもそもブロードウェイとは、マンハッタンの南北を斜めに走っている道の名前のことです。
ブロードウェイの中でもタイムズスクエア近辺ではさまざまな劇場でミュージカルが行われています。
そのため、タイムズスクエア辺りで行われるミュージカルを『ブロードウェイ』と呼ぶようになりました。
ブロードウェイとオフ・ブロードウェイの違い
1,000席程の大きな劇場で行われるミュージカルをブロードウェイと呼ぶのに対し、500席未満の小さな劇場のミュージカルは『オフ・ブロードウェイ』と呼ばれています。
小さい劇場で行われるだけあってお客さんとキャストの距離が近く、参加型のショーもありますよ!
ちなみに、オフ・ブロードウェイよりもさらに小規模のものはオフオフ・ブロードウェイと呼ばれます。
席の種類とおすすめの席
それぞれ、一階は「オーケストラ席」、2階は「メザニン席」、3階は「バルコニー席」と呼ばます。
オーケストラ席はキャストの汗やメイクなど細かい点まで間近で見ることができます。
ただし前の席との段差がなく、大柄な人の後ろの席に当たってしまった場合は少し見づらい思いをするかもしれまえせん。
また、オーケストラも意外に見えづらいのです。
おすすめはメザニン席です。
適度に全体を俯瞰でき、オーケストラの様子もよく見えます。
料金もオーケストラ席に比べ、安くなります。
バルコニー席はかなりの高さがあるため、高所恐怖症の方やお子様にはおすすめできないかも。
それでもその分お安くなるので、劇場の雰囲気を手軽に味わうにはいいでしょう。
ブロードウェイをより楽しむ方法
エンターテイメントの本場、ニューヨークでブロードウェイを観賞するなんて想像しただけでワクワクしてきますよね!
一層ブロードウェイを楽しむためのポイントをご紹介します。
英語が苦手な方はストーリーを予習していこう
劇中の会話はもちろん英語で行われるため、英語に自信がないという方はある程度のストーリーを把握してから観賞しましょう。
また、会話が少なく、豪華な舞台セットや音楽が魅力的な演目を見るというのも一つの楽しみ方です。
舞台の雰囲気を楽しむという点ではオペラ座の怪人がおすすめです。
アラジンやライオンキングも、わかりやすいストーリーと耳慣れた音楽が流れるので誰もが気軽に楽しめる演目です。
観客も一緒に盛り上がろう
映画などもそうですが、アメリカ人はただショーを観ているだけでなく、一緒に盛り上がることが大好き。
劇中でも爆笑や歓声が上がることがあり、日本人にとってはちょっとびっくりする場合もあります。
あまりに盛大な拍手で劇がストップする様な場面もあるくらいです。笑
折角なので周りの観客と一緒になって盛り上がりましょう!
カーテンコールでのスタンディングオベーションもお決まりごとです。
観劇のマナーを知っておこう
劇場で嫌な思いをしないためにも、まずは最低限のマナーを心得ておきましょう。
お水以外は持ち込み禁止
お水以外の飲食物は持ち込めません。
入り口で荷物チェックがあり、注意されてしまいます。
(とはいっても実際のチェックはルーズですが。。)
劇場内のバーカウンターででコーヒーやソフトドリンク、アルコールや軽食を購入することができます。
トイレを済ませておこう
公演は2〜3時間に及びます。
途中でトイレ休憩を挟むものの、特に女子トイレは長蛇の列ができます。
なるべく早めにトイレを済ませておきましょう。
ちなみに、ショーの途中で席を立つことは避けましょう。
開演時間に遅れない様に
毎回、開演時間に間に合わない人がいます。
他の客の邪魔にならない様、タイミングを図って係員が誘導してくれます。
それでも席も狭く、他の観客に迷惑を掛けてしまうために早めに劇場に到着するよう気をつけましょう。
早めに着いて会場を見て回るのも楽いですよ。
劇場によってはギフトショップがあったり、衣装などが展示されています。
おすすめのブロードウェイ
ブロードウェイでは様々な演目が行われいてます。
タイトルを聞いただけで誰もがピンとくる王道を見るのもいいですし、折角なので日本人の間ではあまり知られていない演目を掘り起こしてみるのも楽しいでしょう。
オペラ座の怪人 (The Phantom of the Opera)
初回公演は1988年とすでに30年も前のことで、数多くあるブロードウェイの中でも最もロングラン公演の記録を今なお更新中です。
1988年のトニー賞で最優秀作品賞など7部門を受賞した有名作品。
1860年代のパリのオペラ座を舞台に、地下で孤独に生きていた作曲家の醜い怪人と、美しい歌声を持ったソプラノ歌手、クリスティーヌの恋を描いた物語です。
舞台セットがとにかく豪華で幻想的!
巨大なシャンデリアが実際に落ちてくるシーンは思わず息を飲んでしまいます。
音楽や歌も壮大でせつないものが多く、うっとりと聞き入ってしまうでしょう。
劇場 | Majestic Theatre |
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住所 | 245 W 44th St, New York, NY 10036 |
上演時間 | 2時間30分 |
アラジン (Aladdin)
砂漠の街に住む貧しい青年、アラジンが恋をしたのはプリンセス・ジャスミン。
洞窟にある魔法のランプを手に入れたアラジンはジーニーという魔法使いに出会う。
3つの願いを叶えてくれるというジーニー。アラジンが身分を乗り越えてジャスミンと結ばれることができるのか?
ディスニーでもおなじみのアラジンは、子供連れにもおすすめです!
スパンコールが散りばめられた華やかな衣装に、豪華で隅々まで凝っている舞台装置。
まるでディズニーランドに居るかの様なウキウキとした気持ちにさせられます。
終始テンションがぶっ飛んでいて、ずっと喋り続けているジーニーも見どころです。観客も圧倒させられ、爆笑の渦が巻き起こり、最後にはスタンディングオベーションが止みません!
劇場 | New Amsterdam Theatre |
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住所 | 214 W 42nd St, New York, NY 10036 |
上演時間 | 2時間45分 |
ウィキッド (Wicked)
「オズの魔法使い」の少し前の展開を描いたストーリー。
西の悪い魔女・エルファバと、良い魔女・グリンダとの友情を描いています。
緑色の肌をした魔法使いエルファバは、全寮制の学校で明るくて学園のアイドル、グリンダと出会う。2人は友情を育むも、周りでは様々なトラブルが起こり・・・。
魔法の様な巨大な舞台の仕掛けも見どころ。楽曲は『プリンス・オブ・エジプト』でアカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞したスティーヴン・シュワルツが担当しています。
劇場 | Gershwin Theatre |
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住所 | 222 W 51st St, New York, NY 10019 |
上演時間 | 2時間45分 |
シカゴ (Chicago)
クラブ歌手のロキシー・ハートは恋人を殺害しするも無罪放免となったことをきっかけに一躍有名人となる。
一方、歌手のヴェルもスキャンダルを独占しようとメディアの注目を浴びるために躍起になる。
スキャンダルを巡る女性たちの争いをセクシーに描いた作品。
アルカ・ポネが牛耳っていたアメリカ禁酒法時代のシカゴを、セクシーなダンスやスタイリッシュな音楽と共に楽しめます。
米倉涼子が主演を演じたことでも話題になったミュージカルですね。
ただし、子供にはちょっと刺激が強いかもしれません。
劇場 | Ambassador Theatre |
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住所 | 219 W 49th St, New York, NY 10019 |
上演時間 | 2時間30分 |
ザ・ブック・オブ・モルモン (The Book of Mormon)
モルモン教の宣教師の訓練として若者が世界中に派遣される中、プライスが派遣されたのはアメリカのウガンダたった。
しかもペアを組むのは怠け者のカニングハム。
予想通り、ウガンダでの訓練はトラブルの連続だった。
2011年トニー賞では9部門を制覇したという大人気作品!
宗教というテーマながらコメディー性が強く、わかりやすいリアクションに、英語がわからなくても他の観客と一緒に爆笑できます。
劇場 | Eugene O’Neill Theatre |
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住所 | 230 W 49th St, New York, NY 10019 |
上演時間 | 2時間30分 |
ライオンキング (The Lion King)
ディズニー映画『ライオンキング』と同じストーリーのミュージカル。
アフリカに住む、ライオンの王子として生まれたシンバは王国を飛び出し、気ままな生活を送っていた。
しかし、幼なじみであるナラに出会い、王国に戻る決心をする。
お馴染みのストーリーは英語が分からなくても十分に楽しめます。
リアルなメイクや、アート作品の様なカラフルな舞台セットも見どころです。
劇場 | Minskoff Theatre |
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住所 | 200 W 45th St, New York, NY 10036 |
上演時間 | 2時間45分 |
ジャージー・ボーイズ (Jersey Boys)
ニューヨーク州のお隣、ニュージャージー州出身の大人気バンド『フォーシーズンズ』の軌跡を描いたドキュメンタリー。
1960年代を舞台にしたミュージカルには何処かで聞いたことのある名曲がたくさん出てきます。
音楽好きにおすすめのミュージカルです。
主人公・フランキーの抜群な歌唱力に圧倒させられます!
ノリノリの曲が多いので、曲を知らない方でも楽しめますよ。
劇場 | August Wilson Theatre |
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住所 | 245 W 52nd St, New York, NY 10019 |
上演時間 | 2時間30分 |
おすすめのオフ・ブロードウェイ
きらびやかな衣装に巨大仕掛けの舞台装置・・・やっぱり本場のブロードウェイの迫力は本物ですが、一方、オフ・ブロードウェイも負けていません!
オフ・ブロードウェイはストーリー性のあるミュージカルというよりはダンスや歌などのパフォーマンスが中心です。
参加型のショーや、小さい小道具で工夫を凝らしたものなど、また違ったエンターテーメントを楽しめますよ。
ストンプ (Stomp)
ストンプとは、足踏みでリズムを奏でることです。
ライターやバケツ、ホウキなど身の回りのものをなんでも楽器にしてしまい、ノリノリのリズムを奏でるという、イギリス生まれのパフォーマンス!
暗闇の中身体に響き渡るテンポの良い音楽に、気がついたらダンスをしいることでしょう。
ショーの後には心地よい疲れと興奮に包まれます。
ただし、大きい音が響くので、うるさいのが苦手な人や小さい子供はやめておいたほうがいいでしょう。
劇場 | Orpheum Theatre |
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住所 | 126 2nd Ave, New York, NY 10003 |
上演時間 | 1時間30分(休憩なし) |
ネイキッド・ボーイズ・シンギング! (Naked Boys Singing!)
タイトルそのままですが、肉体美を誇る男性たちが素っ裸で歌やダンスといったパフォーマンスを行うショーです。
お客さんはゲイの人や女性グループが多く、会場のボルテージは開始からマックスに達します!
コミカルな動きも多くあり、爆笑の渦に包まれます。
一部ゲイに関するネタなんかもありますが、裸のパフォーマンスはこの上なくわかりやすいネタなので、英語が苦手な方でも楽しめます。
女性同士におすすめですが、意外にお一人様も結構いますよ。
劇場 | The Kirk Theatre |
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住所 | 410 W 42nd St, New York, NY 10036 |
上演時間 | 1時間30分(休憩なし) |
ブロードウェイのチケットの買い方
ブロードウェイのチケットを購入するにはいくつかの方法があります。
それぞれメリット、デメリットがあるので旅行に行く前にどういった方法があるのか把握し、自分に合った方法でチケットを手に入れましょう。
それぞれの劇場のボックスオフィス
直接劇場に足を運び、購入するという最もシンプルな方法があります。
煩わしい手続きが苦手で、欲しい時にすぐ購入したいという方におすすめです。
手数料もかからず、日時や席をじっくりと選ぶことができます。
ただし人気のショーとなると直前の公演は売り切れていることがあるので注意が必要です。
公式ホームページ
一番確実で安心な方法です。
事前に予約ができるので、すでに日程が決まっている方は日本にいる段階で予約を済ませておきましょう。
支払いはクレジットカードのみとなりますが、座席表を見ながら好きな席を選ぶこともできます。
予約表を印刷してもっていくか、劇場の窓口で受け取りましょう。
ちなみに、プレイビルのメンバーとなると、割引が受けられる場合もあります。
tkts(チケッツ)で購入
ショーや席にはこだわりがなく「とりあえず安くブロードウェイを見たい」という方はtkts(チケッツ)と呼ばれる、割引チケットを販売するブースに行って見ましょう。
tktsでは売れ残ったチケットを20〜50%引きで買うことができます!
ただしデメリットはtkts自体が長い列をなすことが多く、並ばなくては買えません。
支払いは基本的にはクレジットカードを受け付けていますが、オフ・ブロードウェイショーでは現金のみの場合もあります。
また、購入の際には$5の手数料が発生します。
チケットブースは、とっても目立つタイムズスクエアのど真ん中だけでなく、ブルックリンのダウンタウンやリンカーンセンターなど4箇所にあります。
ちなみにタイムズスクエアでは、7日以内に再びtktsを利用する際には行列に並ばなくても窓口に行ける、ファストパスという制度があります。
ラッシュチケット
数あるブロードウェイのチケット入手方法でも、とってもお得な方法がラッシュチケットです!
ラッシュチケットでは、なんと$30〜$40でチケットを入手できるのです。
当日窓口でオープンとともに販売され、先着順となるために長蛇の列ができることもあります。
席も「パーシャルビュー」と呼ばれる、見えにくい端にある様な席などです。
それでもここまで安くブロードウェイを観賞できるのは魅力的ですね。
ただし、ニューヨーカーには人気のチケットですが、いつでも販売される訳ではないので観光客にとっては他の方法がおすすめできるかもしれません。
ロッタリーチケット
ロッタリーチケットも$30〜$40でブロードウェイ作品を見ることができます。
ただしこれは抽選となるため、当たる確率はとても低くなります。
日程が限られている観光ではおすすめできません。
日にちの変更もできず、ロッタリーを実施していない演目もあります。
オンラインのロッタリーサイトで、ショー開始の24時間前〜当日の朝までにエントリーをし、当選が確定したら60分以内にオンラインで決済をします。
開演の30分前に劇場でパスポートなど、身分証明書を提示しチケットを受け取りましょう。
オンラインではなく、劇場で抽選を行う方法を取っている劇場もありますよ。
ローカルではメジャーな方法ですが、時間の限られる観光には不向きかも。
予約代理店にお願いする
英語をなるべく使いたくないという方は、日本語OKの代理店を通じてチケットを取ることも可能です。
少し高くつく場合もありますが、予約の手違いなどを考えると一番安心できる方法かもしれませんね。
次のページでは、ブロードウェイのショーを鑑賞する前の腹ごしらえにおすすめのレストランを紹介しています。
最終更新日
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