レストランなどでクレジットカードからチップを支払う方法

レシート

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アメリカやハワイ、ヨーロッパ諸国では、レストランでの食事やタクシーに乗った時、ホテルでサービスを受けた時などにチップを渡す習慣があります。

チップと聞くと、少額紙幣や小銭など現金で支払うイメージがありますが、クレジットカードで支払いできる場所では、カードからチップ分も併せて決済することもできます。

レストランなどでクレジットカードからチップを支払う方法を身に着けて、お会計をスムーズに済ますことができるようにしましょう。

レストランでクレジットカードからチップを支払う流れ

レストランでのお会計時に、チップもクレジットカードで支払いたい場合は、「注文分」と「チップ分」を2回に分けて支払う形になります。

具体的な流れは以下のようになります。

ウェイターに会計したい意思を伝える

お会計の際には自分のテーブルを担当してくれたウェイター・ウェイトレスに対して、ひと言「チェック プリーズ」と言えば通じます。

お会計伝票の内容を確認する

しばらくすると、2つ折り長財布のような形の伝票ホルダーが届けられます。

中を見るとレシートが入っていますので、注文した内容に間違いがないか確認しましょう。

サービス料として最初からチップが含まれていることもある

レストランによっては、「チップの支払い忘れ」を防ぐために、最初からチップ分を含めたレシートが渡される場合があります。

この場合にチップの相場額を支払うと二重でチップを渡すことになりますので、伝票がテーブルに届いたら、金額のチェックに加え、チップが含まれているかを確認しましょう。

「tip・gratuity・service charge」という項目がチップ分に相当します。

「tip・gratuity・service charge」は、チップ支払い時によく見る単語だから覚えておこう!

カードを渡して精算

レシートの内容に問題がなければ、伝票ホルダーにクレジットカードを挟んで、再度ウェイターを呼びます。

この時、ホルダーから少しクレジットカードが見えるように挟んでおくと、ウェイターはカード決済の旨に気付いてくれます。

ウェイターがホルダーを回収したら、テーブルでしばらく待ちましょう。

チップ分の金額をレシートに記入する

ウェイターがレジ決済を終えると、クレジットカードとレシートが入ったホルダーを、再度テーブルに届けてくれます。

この段階では、飲食代のみが決済されている状態ですので、ここからチップ分を決める形になります。

テーブルに届いたホルダーの中を開けると、新たなレシートが2枚増えています。

2枚のうち、1枚はお店用、もう1枚は自分用となります。

レシートのどこかに下記の記載があるか探してみましょう。(レシート最上部or最下部が多い)

お店用Merchant Copy
自分用Guest Copy/Customer Copy

※何も書かれていない場合は、どちらを持ち帰っても問題ありません。

この2枚のレシートには、「チップ分」「合計金額」「自筆サイン欄」が空白になっていますので、それぞれ記入します。

クレジットカードでチップを払う場合の記入例

例として、ニューヨークのレストランで食事をして、クレジットカードで支払う場合の内訳は下記のようになります。

飲食代が$100、ニューヨークの税金:8.875%(2018円1月23日時点)、チップを15%支払う場合、以下の赤文字の部分を自分で記入することになります。

レシートの項目意味金額
Merchandise/Services飲食代$100.00
Taxes税金$8.87
Tip/Gratuity/service chargeチップ分$15.00
Total合計金額$123.87
Signature署名欄自筆サイン

※最初からチップが含まれている場合は、気持ち程度の金額を記入するか、そもそも自分のサイン欄しかない場合もあります。

クレジットカードと自分用のレシートを持って完了

上記の3つを記入したら、クレジットカードと(自分用の)レシートを持ってお店を出ます。

ウェイターには笑顔で「サンキュー」と言うのがマナーです。

ここからお店はチップ分を追加で決済することになりますので、後日届くクレジットカードの請求書には、「飲食代」「チップ代」が分かれて記載されることになります。

後から確認できるように、持ち帰るレシートにもチップ金額をメモしておいた方が良いですね。

レストランでのチップの相場

アメリカ・ハワイのレストランでのチップ相場は15〜20%

アメリカ・ハワイのレストランでは、テーブルを担当してくれたウェイター(ウェイトレス)に15〜20%のチップを渡すのが一般的です。

アメリカでは、ほとんどのサービス業に対してチップを払う習慣があります。

観光客にとってはタクシーやホテルなどが代表的ですが、アメリカ・ハワイでのチップ相場については、下記の記事に詳しく書いています。

ヨーロッパ諸国のレストランでのチップ相場は10〜20%

ヨーロッパは国によって多少の差はありますが、大体の国は合計金額の10〜20%が相場となっていますので、15%分のチップを支払えばまず問題はありません。

世界各国のチップ相場についても別の記事に書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

支払いはクレジットカード、チップは現金で渡したい場合

飲食代はクレジットカードで決済し、チップ分は現金で渡すことも可能です。

この場合は、先ほどのチップ記入欄に「Pay in cash(現金払い)」と書き、合計欄にはチップ分を含めない金額を記入すればOKです。

チップ分の現金は伝票ホルダーに挟んでおけば、それで支払いは完了します。

まとめ

特にアメリカは日本以上にカード社会ですので、レストランでの支払いなどにクレジットカードを持っておくと、やり取りがスムーズになってとても便利です。

クレジットカードでのチップの支払いは最初は戸惑うかもしれませんが、一度経験するととても簡単ですので、ぜひ利用してみてください。

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